日本の素晴らしき“スポーツ・武道ツーリズム”の魅力を世界にアピール!

近年、「日本」は海外から観光に訪れたい国・地域として上位にあげられ、実際に訪日観光客も増え続けており、日本の特色ある自然・文化等が楽しまれています。スポーツ庁では、新たな観光のスタイルとして、「スポーツツーリズム」を提案し、さまざまなカタチでアピールを続けています。今年2026年1月、日本のスポーツツーリズムをヨーロッパの方々に向けて紹介するため、スペインの国際旅行博『Fitur(フィトゥール)(正式名称:Feria Internacional de Turismo)』にスポーツ庁のブースを出展しました。
“スポーツ・武道ツーリズム”を世界に広めるため、スペイン『Fitur』へ
あらためて「スポーツツーリズム」とは、スポーツを「みる・する・ささえる」ことを目的に、日本各地を訪れる旅行スタイルのことです。四季の自然環境、温泉や食文化といった日本の観光資源とスポーツを組み合わせることで、地域ならではの体験価値を高めています。近年は、剣道や空手といった古来からの「武道」、四季の景観や良質な雪などの自然と触れ合いながら体を動かす「アウトドアスポーツ」等が外国人観光客にも人気が広がり、地方創生や交流人口の拡大につながる取組として注目されています。
スポーツツーリズムを体験された観光客の満足度は高いものの、「スポーツツーリズム」の認知度は、国内外においてあまり高いものではありません。これまでも『BUDOツーリズムフェア』などの国内イベントを行ってご紹介してきましたが、今回、世界に向けて、2026年1月21日〜25日にスペインで開催された『Fitur』にて、日本のスポーツツーリズムを紹介しました。
(写真)スポーツ庁ブース(左)/ジャパンパビリオン(右)
“日本ならでは”の価値が、多くの来場者を惹きつけた
『Fitur』とは、ヨーロッパ最大級の国際旅行博の一つで、スペイン・マドリードで毎年開催される、世界最大級の国際観光見本市です。スペインのほか、ヨーロッパやスペイン語圏の中南米各国・地域の政府観光局や自治体、旅行会社、航空会社などが出展し、観光資源や最新の観光トレンドを発信します。観光業界向けの商談を中心に、一般来場者向けの日も設けられており、インバウンド・アウトバウンド双方の情報発信と国際的なネットワーク構築の場として重要な役割を担っています。
スポーツ庁は、日本政府観光局(以下、JNTO)のジャパンパビリオン内にて、武道ツーリズムを中心としたスポーツツーリズムを紹介するブースを出展しました。ブースでは、合気道や流鏑馬(やぶさめ)などの迫力ある写真パネルや、武道ツーリズム体験マップなど、視覚に訴えるディスプレイで来場者をお迎えしました。
前半3日間の業界日では、さまざまな国の旅行代理店や関係者が訪れ、いずれも武道への関心が高く、他ではできない”日本ならでは”の価値の高いコンテンツであると評価していただきました。
また、このような取組を政府が推進していることに興味を示したメディアから、取材の打診等も受けるなど、旅行関係者からの注目は高いものでした。
後半2日間の一般日は、家族連れ、日本大好きな若者、武道経験者などがブースに立ち寄り、武道ツーリズムに関心を示しました。ブース内でVR体験ができるゴーグルを用意して、武道ツーリズムの魅力を伝えることで幅広い層の関心を引き出すことができました。スペインでは、日本アニメの人気は絶大で、こども・若者層にはアニメ的世界観が、親世代・シニア層には武道の“精神性”がそれぞれ響いていました。
(写真)VRゴーグルを付けて武道ツーリズムを擬似体験
サムライ体験に希望者が殺到!
開催期間中、ジャパンパビリオンのイベントスペースでは、『日本発祥!武道ツーリズムパフォーマンス&体験 ー居合道ー』と題して、ステージパフォーマンスを1時間ほど実施しました。武道ツーリズムの説明後、居合道・和楽Warakuによる模造刀を使用した居合の演武(サムライパフォーマンス)が披露されると会場は大いに沸き、模造刀での真向切り(頭の上から振り下ろす技)体験には希望者が殺到し、最後に刀を持ってサムライと一緒にポーズをとる記念撮影には長蛇の列ができました。他国のパビリオンからも出展者が観に来るなどの大盛況で、武道ツーリズムへの認知は広がりました。
(写真)居合道によるサムライパフォーマンス
まとめ
スペインでの武道ツーリズムへの関心は高く、コンテンツとして取り入れたいという前向きな反応が得られましたが、一方で課題も明確となり環境整備の加速が求められるところです。大相撲や空手などの日本特有の武道をはじめ、バラエティ豊かなアウトドアスポーツなど、日本は世界に誇るスポーツ資源を有しています。スポーツ庁は、地域の自然や文化の価値を再確認しながらスポーツと融合した新しい観光コンテンツを生み出し、それを世界に発信していきたいと思います。
●本記事は以下の資料を参照しています



