日常に歩く楽しさをプラス! スポーツ庁が推進する「FUN+WALK PROJECT」スタート
2017年10月に創設2周年を迎えたスポーツ庁では、日常に取入れやすい運動として「歩く」に着目し、楽しさをプラスして「楽しみながら健康になること」を目的とした「FUN+WALK PROJECT(ファンプラスウォークプロジェクト)」をスタートさせました。今回は、そのプロジェクトの目的のご紹介、キックオフイベントや鈴木大地長官による視察の模様を動画でお届けします。
イベントの様子やプロジェクトの取組は動画でチェック!
プロジェクトをもっと詳しく知りたい方は、以下をご覧ください!
「FUN+WALK PROJECT」の目的
とくに20~50代はスポーツ実施率が低く、また全体の約8割が「運動不足」を感じているという調査結果があります。スポーツ実施の障壁として、もっとも多い要因が「忙しくて時間がない」こと。こうした現状を受けて、スポーツ庁では日常に気軽に取入れられる「歩く」に注目し、「楽しさ」をプラスして「楽しく健康になる」ことを目的とした「FUN+WALK PROJECT」を始動しました。
国民全体で「歩く」を推進するために、去る2018年3月5~18日までを強化週間「FUN+WALK WEEK」としてスタートし、ビジネスパーソンに向けた歩きやすい服装の通勤スタイルを紹介する「FUN+WALK STYLE」の提案などが行われました。
福井県庁では、“歩きやすい服装”での通勤・勤務(スニーカービズ)によって、どのくらい歩数が変化するのかを検証。スニーカーなどの歩きやすい靴で通勤・勤務した方は、1日当たり平均で1,273歩(約27%)も歩数が増えた(最大で約2,900歩増)という調査結果を発表しました。
さらに、全国規模で本プロジェクトを普及する取組として、3月1日より「FUN+WALKアプリ」の配信をスタート。歩けば歩くほどもらえるお得なクーポンがもらえたり、登場するご当地キャラクターが歩数に応じて変身したり、おすすめのウォーキングスポットや音楽プレイリストの情報をゲットできたりと、歩くモチベーションを高めるための仕掛けが盛込まれています。
すでに「歩く」を導入している企業も!
ひと駅前から歩く通勤や、スニーカー通勤・勤務を推奨する“健康チャレンジ”を行っているアサヒ飲料では、本社周辺の吾妻橋の「クリーンナッププラスウォーク」も実施中。「毎日歩くことで、身体だけでなく心もリフレッシュできる」と、社員からも好評のようです。
百貨店の高島屋では、全国17店舗で歩きやすい通勤スタイルを提案中。伸縮性と吸汗・速乾性にすぐれるスーツをはじめ、レザーシューズやリュック、くるぶしソックスなどが販売されており、トータルコーディネートが完成します。また、新宿高島屋の店内には距離や歩数を示す看板が置かれていたり、屋外のペデストリアンデッキのウォーキングコースが設けられていたりと、ショッピング中でも楽しんで歩ける工夫がほどこされていました。
まとめ
「企業・団体・自治体を巻き込んで、大きなムーブメントにしていきたい」と話す鈴木長官。本プロジェクトは、スポーツ庁の掲げる「スポーツ実施率の向上」と「健康増進」につながる仕掛かりとして、楽しく続けられ、自然と「歩く」習慣が身に付けられることが最大のメリットと言えるでしょう。あなたも「FUN+WALK STYLE」の魅力を知れば、「歩く」をもっと身近に感じられるはずです。