忙しい世代の女性こそ、体を動かして気分転換!

子供とふれあいながらヨガをする女性

スポーツ庁『DEPORTARE』では、これまでにスポーツ実施率が低い10〜40代の女性に向けて、女性のスポーツ促進をテーマに記事をお届けしてきました。

スポーツしてみようかな?と考えつつも、仕事、家事、子育て…など、忙しくて実際にスポーツをやってる時間がない! という声も聞こえてきました。

今回は、そうした忙しい女性でもスポーツを楽しんでいただけるようなヒントをご紹介していきます。

スポーツはもっと気軽に、自分に合ったものを

20〜40代の女性のスポーツ実施率の低さには、仕事や子育てなどによる時間の制約にくわえて、スポーツに対する苦手意識や 「スポーツ」のイメージがせまいことなどが影響していると思われます。

女性を対象に「スポーツ」という言葉から連想するイメージを世代別に聞いたところ、「勝敗や記録の優劣を競い合う運動(マラソン、水泳、サッカーなど)」をあげる人が約60%、「勝敗や記録の優劣を競い合わない運動(ダンス、体操、ジョギングなど)をあげる人は約30%という結果に。

スポーツに対して勝敗や記録の優劣を競うなど限定的なイメージが強い傾向にあります。

「スポーツ」という言葉から連想するイメージ(年代別)スポーツ庁 - 「スポーツを通じた女性の活躍促進のための現状把握調査報告書」(平成29年度)より作成

スポーツは「すきま時間」「●●しながら」でもできる!?

前述の通り、「スポーツ」という言葉に構えてしまう女性は多いかもしれませんが、スポーツはさまざまで、「すきま時間」を利用してでも、「●●しながら」でも大丈夫。スポーツウエアや運動用具を揃えることなく、場所も道路や公園、自宅内で準備なしで、手軽に行えるものもたくさんあります。

「デスクワークが続く時、気晴らしに」
「電車での通勤中に吊革につかまりながら」
「子どもとの遊びやふれあいの中で」
「寝る前の疲労回復の習慣として」

など、「すきま時間」や「●●しながら」でできるものもスポーツ。普段している事にちょっとプラスをしてみる。少しの意識でまとまった時間をとらなくても、生活の中でできることをすこしづつ積み重ねていくと、意外といい運動になるのです。

スポーツ庁では、女性のスポーツを推進するために手軽にできる「Myスポーツプログラム」を作成。
『手軽にできる! ながらでできる!? Myスポーツメニュー』として多くのメニューをご紹介しています。

「子どもと一緒にできる」、「仕事や家事の合間にできる」「これってスポーツだったんだ!」そんなスポーツメニューを集めてみました。

Myスポーツプログラム(例)出典:スポーツ庁 -「Myスポーツプログラム」作成例

スポーツ庁 –【普及啓発資料】「手軽にできるスポーツのすすめ~忙しい女性の方にむけて~」(PDF:611KB)
https://www.mext.go.jp/sports/content/20200122-spt_sseisaku01-000002649_4.pdf

スポーツ庁 –「Myスポーツプログラム」メニューブック(PDF:1,901KB)
https://www.mext.go.jp/sports/content/20200122-spt_sseisaku01-000002649_1.pdf

スポーツ庁 -「Myスポーツプログラム」作成例(PDF:9678KB)
https://www.mext.go.jp/sports/content/20200122-spt_sseisaku01-000002649_2.pdf

スポーツ庁 -「Myスポーツプログラム」台紙(PDF:3,016KB)
https://www.mext.go.jp/sports/content/20200122-spt_sseisaku01-000002649_3.pdf

スポーツ庁 -「女性もスポーツを楽しもう!!~女性のスポーツ参加をサポートする充実した環境~」
https://sports.go.jp/tag/life/post-28.html

忙しいからこそ「気晴らし」を

スポーツでリフレッシュする女性

疲れているから体を動かしたくない気持ちはわかります。しかし、体を動かすことで解消できる疲れもあります。

当サイト『DEPORTARE』(デポルターレ)は、スポーツの語源である言葉から名付けられました。ラテン語で「運び去る、運搬する」の意で、転じて、精神的な次元の移動・転換、やがて「義務からの気分転換、元気の回復」仕事や家事といった「日々の生活から離れる」気晴らしや遊び、楽しみ、休養といった要素を指すようになりました。

本来、「スポーツ」とは、人生を健康的で生き生きと、誰もが自由に楽しむことなのです。
忙しい時こそ、ほんの数分間、ながらでできるスポーツから始めてみて、体と気分をリフレッシュしてみませんか。

スポーツ庁 -「スポーツ庁が考える「スポーツ」とは?Deportareの意味すること」
https://sports.go.jp/special/policy/meaning-of-sport-and-deportare.html

まとめ

仕事や家事に追われる毎日を過ごす「忙しい世代」の女性だからこそ、体を動かす習慣を身に付け、いつでも心と体を健康に保ちたいものです。

スポーツがあなたに、さらに頑張れる「元気」をもたらしてくれるはずです。

運動は決して「やらなきゃ」ではありません。自分から「やってみる」ことが大切です。家族と一緒に、仲間と一緒に「今日は何をしよう」と楽しむ気持ちで体を動かしてみましょう。

●本記事は以下の資料を参照しています

スポーツ庁 -「女性もスポーツを楽しもう!!~女性のスポーツ参加をサポートする充実した環境~」(2020-01-01閲覧)

スポーツ庁 -「プラス「10」分のウォーキングから始めるストレス対策」(2020-01-01閲覧)

スポーツ庁 -「スポーツ庁が考える「スポーツ」とは?Deportareの意味すること」(2020-01-01閲覧)

スポーツ庁 - 平成30年度女性スポーツ推進事業(女性のスポーツ参加促進事業)(2020-01-01閲覧)

スポーツ庁 –女性スポーツ促進キャンペーン(2020-01-01閲覧)

:前へ

スポーツ庁委託事業「スポーツキャリアサポート戦略」「Athelete Career Challenge」Kick Off カンファレンス

次へ:

「なぜ今、他業界がスポーツに注目しているのか」 スポーツと他産業の融合によって生まれる“スポーツオープンイノベーション”