日本をスポーツで元気にする「スポーツ庁」【後編】

日本をスポーツで元気にする「スポーツ庁」

スポーツで“くらし”を豊かにする

スポーツ庁では、地域全体が豊かになれば、住んでいる住民の方々も元気になれると信じ、スポーツで“くらし”を豊かにすることも考えています。老若男女、障害の有無に関わらず、誰もが気軽に身体を動かせたり、スポーツ観戦を楽しめたりする、人々が自然と集える場所が大切です。また、未来に向けてスポーツを通じたSDGsの達成にも貢献していくことも望んでいます。
そのような“くらし”を豊かにするためのキーワードが「地域」「産業」「技術」の3つです。

【地域】

全国各地で地域における競技振興をはじめ、誰もが「する」「みる」「ささえる」のスポーツの価値を享受でき、特色ある「スポーツによる地方創生、まちづくり」に取り組んでいます。この取組をより全国的なムーブメントにするため、スポーツを活用して地域の課題解決に取り組もうとしているアイデアを募集して表彰することで、地域の活性化を推進し、その流れが全国へ波及されることを期待しています。また、地域資源を戦略的に活用し「スポーツによるまちづくり・地域活性化」を推進する組織である「地域スポーツコミッション(※)」のさらなる質の向上を目指しています。

※地域スポーツコミッション=スポーツによる「まちづくり」を推進していくための担い手組織

スポーツツーリズム振興による地域の魅力を掘り起こし

Check!地域資源とスポーツを融合した新たなツーリズムを提案していきます!

スポーツを活用したまちづくりの担い手となる地域スポーツコミッション

Check!地域の各団体と連携してスポーツの力を活用した地域の社会課題の解決に取り組みます!

大学スポーツ資源の活用による地方創生

Check!大学スポーツによる地域振興の取組を推進しています!

スポーツによる地方創生・まちづくり(スポまち!長官表彰、学生コンペなど)

【産業】

スポーツ庁は「スポーツ」にはさまざまな可能性があることを信じています。世代や文化等の違いを超えて人々の関心を集め、また人々をつなぐスポーツの特性を活かし、スポーツ自体が産業として成長するだけでなく、スポーツ団体と他業種が共通課題に一緒になって取り組むことで、思いがけないアイデアやビジネスが生まれること、また他業種からスポーツ業界を見ると、改善点や新たなビジネスの可能性などが発見されることもあります。官民が協力し、これまでにない業種の組み合わせによって、スポーツの可能性を広げ、スポーツを軸とした新たなビジネスや産業が誕生することを期待しています。

スポーツと他産業との連携によるオープンイノベーションの推進(SOIP)

Check!いろいろな業界と連携して、スポーツ産業に新しいアイデアを!

スタジアム・アリーナ改革の推進(スタジアム・アリーナ改革、スポーツコンプレックス)

Check!まちづくりや地域活性化の核となるスタジアム・アリーナの整備を推進

スポーツホスピタリティの推進

Check!スポーツ観戦の場におけるホスピタリティサービスの充実

【技術】

第4次産業革命と呼ばれるほど社会環境が大きく変化しているなか、スポーツ庁でも「新たな技術」を取り入れた、スポーツ界の未来について考えています。DX(※)などの新技術導入による競技力向上、スポーツ観戦のあり方など、これまでとは異なるアプローチが可能となり、アスリートにも観客にも新たな価値を生み出しています。またeスポーツなどの普及は、身体能力だけに頼らない競技が広がり、障害者や高齢者が活躍できる場も創出しています。スポーツ界における新たな技術や知見についてもサポートしていきます。

※DX=デジタル技術を使った新たな方法

スポーツ界におけるテクノロジー活用推進

Check!デジタル技術を活用したイノベーションの創出

国際競技力向上に向けた研究活動(高度な練習環境やサポート体制の構築など)
医・科学を活用した競技力向上策の開発

Check!スポーツとデジタル技術の融合でアスリートや競技力向上をサポート!

まとめ

スポーツで“人”、“くらし”を豊かにするスポーツ庁の取組を6つのキーワードで紹介しました。スポーツの「する」「みる」「ささえる」の観点に加え、東京2020大会でのレガシーを活かし、①スポーツを「つくる/はぐくむ」、②スポーツで人が「つながる」、③スポーツに「誰もがアクセス」できることを大事にしながら、これからも国民とスポーツの未来について取り組んでまいります。

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